つい先日、Advanced Grammar in Useという英文法のドリルを最初から最後まで解き終えた。
アルベール・カミュのファンであることもあって、フランス語の勉強を続けてはいるものの、実際上仕事や国際会議の場面では英語での読書き、会話が求められることが多いからだ。
また、この文法ドリルは、1から100ユニットで構成されているので、仕事を開始する前に1ユニット解いて答え合わせをすることで、頭の整理がしやすくなるというメリットもある。
弁護士の業務は、複数の案件が同時並行しており、またムカつく対立当事者、裁判官との熾烈な応酬が立て込むことも多い。そういうとき、業務とは全く関係のない英文法演習というのは気分転換として最適だという面もあった。
ただ、100ユニットもこなしていると、さすがにいささか英語には飽きてくる。
そうなると次は、
トルコ(左側)に行くか、ロシア(右側)に行くか、悩ましいところである。
外国語を勉強する意味としては、
①大好きな作家がいる(英語、フランス語はこれ)
②○○語でしか意思疎通できない友人がいる(フランス語がこれ)
③旅行時に美味いものにありつける可能性があがる
④仕事、ひいては収入につながる(英語、フランス語)
が今のところ挙げられる。
ロシア語については、
① ◎
※ドストエフスキーの作品は非常に好き
② 〇
※その友人はフランス語が完璧なので、ロシア語でなければ不可ということはない。
③ ◎
ロシア料理は美味い。サンクトペテルブルクでいただいたシー、ブリヌイとも最高だった。ロシア料理ならではの味わいが確固としてあるのがいい。
④ △
函館にいる間に、ロシア極東大学函館校にて3年弱、市民講座を受講したが、現時点の英語フランス語の水準まで持っていけるか?文法書を最初から最後まで回すことができればかなり運用しやすそうな言語との印象はあるが…
続いてトルコ語
①×
トルコ語の名作、古典については何ら知識がない。
②×
トルコ人の友人は残念ながら0人。
まあ、入管案件を続ければそういう方も今後現れるかもしれない。
③◎
トルコ料理は美味い。ヨーロッパ系に近い味わいもあるが、やはり独自の料理体系を誇っている。パリ弁護士会の研修中、一度トルコにばっくれたときにいただいた料理は素晴らしかったし、パリに2か月いる間も、比較的安価に栄養バランスのよい食事になるので、ちょくちょくトルコ料理屋の世話になった。
将来的にはトルコ料理店に深く食い込んでみたい気持ちは強い。
④△
確かに、入管に収容されている方でトルコの方多い。けど、結構トルコの方って日本語上手なのよね…
いろいろグダグダ悩んでいたが、先日実家に積読状態であったカミュの伝記を読んだところ、カミュもかなりドストエフスキーの影響を強く受けていて、ドストエフスキーの作品を演劇化していたらしい。
うん、やはりロシアか。ヨーロッパ系の言語ばかりかじってきたので、ここらで気分転換にアジア系言語にデビューするのも魅力的な選択ではある。
しかし、机回りと本棚を漁ると、
これまでの投資額もある程度かさんでいることがわかった。
横の白い電子辞書には、右のでかい辞書コンテンツがすべて入っている。
エクスワードのロシア語モデルなんかも購入したなぁ…4万円弱したような…最近は英文契約書チェックだとかもっぱら英語コンテンツしか使用していなかったけれども…
サンクトペテルブルクでも衝動買いしたなぁ(左は白痴、右は罪と罰)…
これらの投資を無駄な浪費にするわけにはいかないよな…
辞書は紙ベースがいいか、電子辞書がいいかという点も興味あるので、あまり戦略上今は重要度が低いロシア語で電子辞書ベースで勉強するとどうなるか試してみるのもいいかもしれない。
後ろ髪を引かれつつも、トルコ語の文法ドリルはまた後日ということで…